【ボーカルレッスンコラム】歌詞を「言葉」として歌う
「音程は合っているはずなのに、なんだか歌詞が伝わらない」 「歌っていると、リズムや音程に精一杯になってしまう」
そんなときは、いきなり表現をつけようとするのではなく、まず歌の土台を一つずつ整理してみましょう。 歌うとき、音程やリズムを合わせることはもちろん大切です。
でも、音程が合っていても、なぜか歌詞が伝わりにくいことがあります。
そのときに意識したいのが、「言葉のフレージング」です。
① まずは音程とリズムを正確に
特に注意したいのが、くだりの音程の細かい動き。
「下がっている」という大きな流れだけではなく、
一音ずつ上がっている?
下がっている?
同じ音?
細かい音の動きを確認していきます。
そして、伴奏の音やリズムも確認しながら歌うこと。
インスト音源を聴きながら、まずは「ラララ」「タータタ」などでメロディを口ずさむのも効果的です。
② リズムに歌詞を乗せる
いきなり歌詞を歌うのではなく、
①リズムの骨組みを理解する→ ②歌詞を乗せる→ ③表現を加える
という順番で組み立てていきます。
まずは「タータタ」「ラララ」などで、メロディとリズムを身体に入れる。
その上で歌詞を乗せることで、言葉に引っ張られてリズムが崩れるのを防ぎます。
③ 言葉の抑揚を音程に生かす
歌も、もともとは「言葉」です。
普段話すときにあるアクセントや抑揚を意識してみると、歌詞がただ音に乗っているだけではなく、言葉として聞こえてきます。
さらに、
アクセントをつける
子音を立てる
特に届けたい言葉を意識する
など、言葉に合わせてメリハリをつけていきます。
そして、そのためには口腔内をしっかり開けておくことも大切。
奥が閉じてしまわないよう、上からしっかり空間を作っておきます。
💡 最後に「表現」と「声の使い方」
ここまでできたら、最後に声の表現を加えていきます。
ただし、声量を出そうとして力んでしまうと、かえって声が動かしにくくなります。
今後の課題は、
「ボリュームは落とさず、力みだけを減らす」
こと。
息を止めず、最後まで流し続けながら、必要な声量を保っていきます。
歌は、音程・リズム・声量だけを合わせれば完成するものではありません。
「どんな言葉として届けるのか」
を考えることで、歌い方は変わっていきます。
レッスンでは、音程やリズムだけでなく、歌詞の言葉や声の表現まで含めて、一人ひとりの歌を作っていきます。
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